この記事では,
オーディオブックの隠されたデメリットを正直に解説します。
オーディオブックを実際に使っている方や
新しく始めるか気になっている方は
ぜひこの記事で自分に合ってるか考えましょう。
こんな方におすすめ
- オーディオブックのデメリット・欠点も知りたい
- オーディオブックを取り入れる効果はどんなものがある?
- 自分にオーディオブックが合うかどうか知りたい
使い方や読む本などによっても変わるので,
自分の読書習慣や好みと照らし合わせてみてくださいね。
私が感じるオーディオブックのデメリット3選
まず早速,オーディオブック歴2年の私が
実際に使っていて感じるデメリットを3つご紹介します。
それがこちら!
オーディオブックのデメリット
- オーディオブックで聴ける本のバラエティが少ない
- 一冊を読み終わる(聴き終わる)のに時間がかかる
- 内容があまり入ってこないことがある
本のバラエティが少ない
一つ目のデメリットは,
「オーディオブックで聴ける本の数が少ない」
という点です。
これはどういうことかというと,
オーディオブックというのは元々紙書籍で販売されていた本を
音声でも楽しめるようにと,プロのナレーターが朗読してくれることで楽しめるサービスです。
なので,どの本でもオーディオブックで楽しめるというわけではない,ということです。
俳優や声優などといった,プロのナレーターがその本の一行一行何時間もかけて読んでくれることで,
ようやく私たちはオーディオブックでその本を楽しむことができるのです。
したがって,ある本がオーディオブックとして収録されてリリースされるには,
その本がそこそこ有名である必要があります。
実際,オーディオブックサービスの一つであるAmazonのAudibleでは,
"名著"と言われる小説やビジネス書であれば収録されていますが,
発売されたばかりの新刊や,マイナーな書籍であれば
ほとんど収録されていないと思っていいでしょう。
もしあなたが,
「あまり知られていないマイナーな書籍を楽しみたい!」
と思うのであれば,オーディオブックはあまりお勧めできないかもしれません。
時間がかかる
二つ目のデメリットは,
一冊を読み終えるのに時間がかかる
という点です。
例えばこちらの,湊かなえの小説『告白』。
こちらの文庫本だと300ページあるので,
私自身読むのに2・3時間ほどかかりました。
対してこちら,Amazonのオーディブルだと聞くのに8時間以上かかります。
ちなみに1.2倍速で6時間,1.5倍速で5時間半といった感じ。
小説一つとっても5時間以上かかるものがほとんどなので,
普段本を読むペースが早い人にとっては,すこし遅く感じるかもしれません。
たくさん量を読みたいなら紙書籍,
本の世界に入り込んで,じっくり楽しみたいならオーディオブックがおすすめです。
内容が入ってこない
"ながら読書"ができるオーディオブックならではのデメリット,
それが「内容が入ってこない」という点です。
私は普段,筋トレや家事などをしている時,
あるいは電車で移動している時などにオーディオブックを聞くのですが,
たまに読んだ内容があまり記憶に残っていないことに気づきます。
それはなぜかというと,
オーディオブックを聞きながら別のことが頭に浮かんでくると,
聞いている内容が右から左に流れていってしまうからです。
筋トレをしているときに
「あと10回!!がんばるぞ!!」
と考えたりすることってありますよね。
オーディオブックを聴いている最中でも,こうした考えは頭に浮かんできてしまいます。
するとその瞬間にオーディオブックから流れてきた内容が頭に残らず流れていってしまうんです。
特に一つ一つのセリフや描写が重要な小説などは,
本当に集中できる時にしかオーディオブックでは楽しめないのがデメリット。
聞く読書,に慣れていけばこの問題は解決できますが,
正直オーディオブックに慣れるまでにはかなりの時間がかかると思います。
人によって,オーディオブックに集中できる人とそうでない人がいるので,
ぜひ無料体験で1ヶ月くらい,そして2,3冊程度読んでみるのがおすすめです。
実際にどう対処している?
ここまで,オーディオブックのデメリットをご紹介しましたが,
それを差し置いても私はオーディオブックを強くおすすめします。
そこで,実際に月間20冊読む管理人がデメリットに対してどのように対処しているか解説します!
オーディオブックの他にkindleなどのサービスを併用する
まず一つ目の対処法が,
「オーディオブックだけでなく,他にも読書サービスを併用する」
という方法です。
他の読書サービスとして例えば,
月額980円で本が読み放題になるKindle Unlimitedを併用しています。
なぜなら,オーディオブックではある程度有名な書籍しか楽しめませんが,
Kindle Unlimitedであればマイナーなビジネス本や小説まで読み放題だからです。
また,実際オーディオブックで聴くよりも電子書籍で読んだ方が
読むスピードも段違いに上がりますし,紙書籍と違って電車などでいつでも読むことができます。
手が空いてない時や満員電車など本を開きにくい場面ではオーディオブックを使い,それ以外の本に集中できる場面ではkindleか紙書籍というように使い分けるのが一番効率的だと思います。
オーディオブックしか使っていないよ,という方はぜひ一度,kindle unlimitedを無料で試してみるのがおすすめです!
オーディオブックで聴く本と紙・電子書籍で読む本を分ける
次におすすめなのがこれ。
「オーディオブックで楽しむ本と紙・電子で楽しむ本を分ける」
という方法です。
これはどういうことかというと,
たとえ同じ日であってもオーディオブックでは湊かなえの『告白』を楽しみ,
電子書籍では別のビジネス本を読む。
のように,同時並行で色々な本を読むということです。
本の中には,オーディオブックで聴くべき本と
紙や電子でしっかりと活字で追うべき本の2種類があります。
例えば小説であれば,オーディオブックでプロの朗読を楽しむことで,
世界観に没入することができるので向いているといえます。
対してスキル・ビジネス本であれば,その内容をしっかりと噛み砕いて理解する必要があるので,
すらすらと聞き流すのではなく,活字でしっかりと追っていく方が向いています。
このようにオーディオブックには向き不向きがあるので,
デメリットを理解した上で,同時並行で様々な本を楽しむのが効率的だと思います。
紙書籍で同じ本を同時に読むと内容がごちゃ混ぜになることがありますが,
オーディオブックだと本によって読み手が違うので,
毎回その本の世界観に入ることができ,内容を混乱することは全くありません。
オーディオブックに集中できる環境を活用する
3つ目は,オーディオブックを取り入れるべき環境を活用するということです。
例えば,オーディオブックを聴く場面として以下のようなものが考えられます。
オーディオブックを聴く場面
- 筋トレをする時
- ランニング・散歩をする時
- 家事をする時
- 車を運転する時
- 電車に乗っている時
このうち,オーディオブックを取り入れるのにおすすめできない場面があるのですが分かるでしょうか。
例えば筋トレをするとき。
私たちは筋トレをしながら,頭の中でいろんなことを意識して考えています。
「ここの筋肉に効かせたいなぁ」
「あと3回!!」
「もう少し頑張れ俺!!」
など笑
こんな状態でオーディオブックを聞いても,
こうした頭の中の声に掻き消されてしまい内容が入ってきません。
それと同じように運転中なども色々なことを考えていますし,
ものによっては家事をしているときも頭を使いますよね。
こうした頭を使う作業は,どうしても聞き逃しの原因になってしまうので
オーディオブックを取り入れるのはお勧めできません。
逆に,通勤電車の中や散歩しているときなどであれば,
そこまで考えることがないので,聴く読書に集中しやすいです。
ある程度”脳死”で出来るような作業にはオーディオブックが効果的です!
自分の日常を振り返ってみて,何も考えずに作業している時間などがある人であれば,
オーディオブックを取り入れて読書量を増やすのを強くおすすめします!
まとめ:オーディオブックにはデメリットも存在する
この記事では,オーディオブック歴2年の私が実際に使って感じるデメリットについてご紹介しました。
最近では色々なCMやWebサイトでオーディオブックがおすすめされていますが,
実際に使わないとわからないデメリットもあるので,この記事を参考に検討してみましょう!
またそんな方のために,オーディオブックには30日間の無料期間があります。
私が愛用しているAmazonのAudibleでは解約すれば無料で聴く読書が楽しめるので,
ぜひ本登録する前にお試ししてみましょう。
ここまで読んでいただきありがとうございました!
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