運転者 あらすじ 名言 喜多川泰

おすすめ本

【おすすめ小説】喜多川泰『運転者 未来を変える過去からの使者』のあらすじ

困ってる人
自分なりに努力を続けてるのになかなか成果が出ない,,,

こんな悩みを解決してくれる一冊でした。

結論,『運転者』でストーリーの鍵となっていた「本当のプラス思考」を理解することで,

今あなたがしている"努力"を正しく見つめ直すことができます

私自身,この本を読むまでなかなか努力が報われないことへの不安や焦りで悩んでいたのですが,

この作品を読んで,そうした不安が一切無くなり,楽しく努力を継続できるようになりました

運転者 あらすじ 名言
喜多川泰 『運転者』

 

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本のボリュームや概要

本書は,合計198ページからなる小説です。

KindleUnlimitedで読んだのですが,2時間46分かかりました!

トド
ストーリーに入り込んでしまい,読み始めたその日に読み終わりました!
運転者 kindle unlimited おすすめ
↑KIndleでメモしながら読みました。

目次は以下の通り。

目次

  • プロローグ
  • デッドライン
  • 運転手
  • ポイントカード
  • 幸せの種
  • TAXI
  • すべての努力は報われるか
  • 蕎麦の味
  • 実際あるけど,絶対ない
  • 最後のレッスン
  • 第二の人生
  • 新しいスタート
  • エピローグ

あらすじ

生命保険の営業マンとして働く主人公の修一

完全歩合制の会社で働く修一に,

ある日突然20件もの契約が解約となったことが知らされる

来月から大幅に減る給料の反面,

今となっては行けそうもない海外旅行の計画を楽しみにしている妻と

中学二年生になってから不登校の娘の存在が修一の悩みの種となり,

次第に家族関係も悪化していってしまう

どんなに努力しても契約が取れず,

努力をしていないように見える同僚や先輩は次々に成果を出している日々。

「この仕事は向いていないんじゃないか。」「なぜ自分ばかり不孝な目に会うんだ。」

とやけになっていた修一の前に,ある日突然タクシーが現れる

若い見た目をしたタクシー運転手の名前は”御任瀬卓志"(おまかせタクシー?笑)。

料金メーターを見ると「69,820」と書いてあるが,走るほど数字が減っていく,,,。

さらに運転手は修一の身に起きていること全てを知っていて

行き先を伝えてないのに目的地に連れていってくれる,,,。

謎だらけの"運転者"との対話を通じて,

忘れてはならない人生と努力の法則が徐々に解き明かされていく

なぜ私がこの本を選んだか?

私はこの本をkindle unlimitedで見つけ,読み始めました。

この本を選んだ理由は主に次の2つです。

本書を選んだ理由

  • 努力が報われない不安に襲われてしまい,挫けそうになっていたから。
  • 喜多川先生の作品をこれまでに読んだことがあり,いつも感動とともに大きな学びを授けてくれるから。

端的に言えば,「心が折れそうだったので,助けてもらいたくて本を手に取った。」という感じです。

私自身,この数ヶ月間を振り返ってみると

「仕事で周りよりも成果を出さなきゃ」

「平日昼間は働いて,夜や土日は勉強をしなきゃ」

と何かに追われるように慌ただしく日々を送っていました。

努力すること自体は決して苦ではなかったのですが,

ある日突然,「この努力が報われる日はいつ来るのだろうか」という不安に襲われたのです。

一度そのように思ってしまうと,

これまでなんともなかったことが全く手がつかなくなってしまい

このままでは努力を継続するのは難しいだろう,一度手を打たなければまずい,

そう思い,本を探しました。

そしてkindle unlimitedで本を眺めていたそのとき,

報われない努力なんてない!

という帯が書かれた本書『運転者』を見つけ,

トド
この本こそ,努力に対する考え方を教えてくれるにちがいない!

と思い,読み始めました。

この本から得ようとしたこと

そこで私がこの本を読むことで目指したのは,

物語で苦闘する主人公の姿と自分の姿を重ね合わせることで,自分を客観的に見れるようになることです。

どういうことかというと,

多くの人と同じように私自身,毎日毎日仕事や勉強に時間を費やす中で

つい視野が狭くなってしまい自分のことを客観視できなくなっていました

自分の努力や継続していることが客観的に見て正しいかどうか

それすら見つめ直すことができなくなっていたんです。

ですがこの小説の主人公と自分を照らし合わせることで,

ストーリーに入り込めるだけでなく,自分の努力はどうだろうかと再考するチャンスになると考えました

家族の事情や仕事の内容など,細かいところは主人公と異なれど,

根本にある「努力との正しい向き合い方」「そもそも結果が出るって何?」といった考え方は共通していると考えたわけです。

実際,自分と対比させながら読むことで

”運転者”から発せられる言葉の数々にハッとさせられる場面が多くありました。

本書を読んだ後の理想の自分とは

この本を読み終わったら,

本当の意味での”成果”とは何かを理解している前向きな自分

になりたいと考えました。

何より,楽しんで努力を継続することが出来るようになる為,

”運転者”が発した重要なフレーズや考え方をメモ帳に書き留めながら読み進めていきます!

さらに今後,同じように挫けそうになったときに

この本の教えを思い出し,エンジンをもう一度燃やすことができるように記憶に留めたいと思いました!

心に響いた箇所

印象的だった"運転者"の言葉

本書の中で,印象的だった”運転者”の言葉を一部ご紹介します。

運は<いい>か<悪い>で表現するものじゃないんですよ。

<使う><貯める>で表現するものなんです。

先に<貯める>があって,ある程度貯まったら<使う>ができる。

運は後払いです。何もしてないのにいいことが起こったりしないんです。

自分の人生にとって何がプラスで何がマイナスかなんて,

それが起こっている時には誰にも分かりませんよ。

どんなことが起こっても,起こったことを,

自分の人生において必要だった大切な経験にしていくこと,

それが<生きる>ってことです。

長い目で見たら,報われない努力なんてありません。

あまりにも短い期間の努力で結果が出ることを期待し過ぎているだけです。

私自身,この本を読むまでの数ヶ月間,

「頑張っていることがあるけど,これはいつになったら報われるのだろうか」

と悩むことが数日に1回くらいのペースでありました。

でも,この本を読んで

自分がいかに目の前の結果に囚われていたか

そして,

人と自分を比べてばかりで,本当に大切なことをいかに忘れていたか

ということに気付き,ハッとさせられました。

本書では,努力の結果がいつ出るか,について

本当に長い時間スケールで考えさせてくれます。

それもなんと一人の人生を超えたスケール

そしてそれらを踏まえ,

なぜ努力は必ず報われるのか

がこれ以上になくクリアに明かされます。

仕事や人間関係で挫けそうになった時に何度でも読み返したい

そんな大事な一冊になりました。

印象的だった主人公 修一の気付き

また,修一が発したこの言葉も私の心に刺さりました。

「何が起こるかわからないが,起こることを楽しんでみよう」

そう腹を決めてみると,自然と上機嫌になれた。

「なるほど,上機嫌でいるというのは,楽しいことを期待するのではなく,起こることを楽しむと決めることなのかもな。」

私は過去に半年間のアメリカ留学を経験したことがあるのですが,

そこでの日々は毎日が刺激に満ち溢れていて,人生の中でも最も充実した日々でした。

それに比べて直近の半年間は,毎日努力することが楽しいけどなんだか気が晴れない,

物足りないなという気持ちでした。

なんでこの違いがあるのか,私はずっと分からなかったのですが,

この本を読んでようやくその違いがわかりました。

それは,

起こることを楽しむと決めて日々を過ごしていたかどうか

という違いです。

留学中は,何もかもが新しい経験だったので

どんなことでもチャレンジして楽しもう!と決めて,たくさんの初めてのことにワクワクしながら挑戦していました。

しかし留学から日本に帰ってきてからは,

「目の前の仕事で成果を出さなければ!」

「仕事と並行して勉強も頑張るぞ。」

のように,目の前のことにばかり囚われていて,

その中で起こる様々なことを楽しむ,というのを忘れていました

そして,次第に損得勘定で動くようになっていき

努力に対してすぐに結果を求めるようになっていき

周りの上手くいっている人と比べて落ち込むようになり

最終的に「努力は報われないのではないか」という思考に陥ていたのです。

この本を読んだ自分の変化

この本を読んで,

損得勘定ではなく「興味を持って」日々を生きるとどうなるか

起こることを楽しむと決めるとどんな運が訪れるか。

そもそも運とは一体どんな性質のものか。

そして本当の意味でのプラス思考とは何か

といった大事なことを"運転者"から教わったことで,

留学当時と同じように,あらゆる出来事を楽しんで挑戦できるようになりました。

自分の今の仕事や勉強に対して,

いまいち目標やモチベーションが見出せないという人は,

私と同じように,楽しい毎日へ軌道修正するためのヒントが得られます。

この本を読んで感じたこと

この物語で一番印象的だったのは

"運転手"とはただのドライバーではない,ということが徐々に明らかになり,

そしてこの不思議な"運転手"が,

実は時を超えて色々な人の前に現れていたことが物語の最後に明らかになった場面でした。

最後のエピローグを読み切った時はもちろん,そしてプロローグを読み直した時には鳥肌が立ったのと同時に

作者の喜多川さんの脚本と文章力に感嘆しました。

以前,同じく喜多川さんの『手紙屋』という著書を読んだことがあったのですが,

本書は個人的にそれを上回る感動だったので,

もっと喜多川さんの作品を読んでみたい!!と心から思う一作でした。

また,本書のキーパーソンである”運転者”。

最後まで読んでもその正体については人によって解釈が分かれると思います。

私自身の考察は,

運転者は,あなたの人生に”運”を残してくれた過去の人

だと思います。

おそらく,本書のサブタイトルにある

「未来を変える過去からの使者」

というのがヒントになっていて,

主人公修一の父である政史が,若い頃の姿となって”運転者”として現れたのではないかと。

だからこそ修一の

「運を転ずる者」

として,未来につながる様々なことを気付かせに来てくれたのだと思いました。

ぜひ本書を読んで,

"運転者"とは一体何者なのか

自分なりに考えてみてほしいと思います。

まとめ:挫けそうなときに読み直したい一冊

この記事では,『運転者』を読んで私が感じたこと,

オススメしたい読者印象的な箇所についてご紹介しました。

"運転者"が教えてくれた,

"運”とはポイントカードと同じようなもの

という考え方や

上機嫌でいるということは”起こることを楽しむ"と決めること

のような言葉によって主人公の人生が徐々に変わっていく様子を見て,

目先の結果ばかりに囚われる日々,

周りと比べ「自分はついてないな,,,」と思う日々,

それらを一度改めようと思える,そんな素敵な作品でした。

いま自分自身の努力に対してなかなか結果が出ず悩んでいる人

特におすすめする一冊です。

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