インプット アウトプット 勉強 大全

おすすめ本

『インプット大全』インプットの基本を学び,勉強・記憶定着を効率化させよう!

トドです!

この記事では

『学び効率が最大化するインプット大全』

という本をご紹介します!

 

動画広告SNSなど,

現代は情報過多の時代ですよね。

 

それらをいかに効率的にインプットするか

によって,人生を何倍も豊かに送ることができます!

 

本書で一緒に,数々のインプットテクニックを学んでいきましょう!

 

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Amazon.com 『インプット大全』

 

どんな本?『インプット大全』の構成やボリュームは?

この本は,精神科医である樺沢紫苑氏の著書です。

 

本書で紹介されているインプット術の数々は,

心理学に関する先行研究のデータや,精神科医としての知識

さらに樺沢先生自身の経験やノウハウに基づいて紹介されています。

 

 

本の構成は,見開き1,2ページにつき1つのインプット術が紹介されているような構成で,

全269ページに渡る分厚い本となっています!

 

合計で約100個のテクニックが紹介されていました。

 

トド
わたしは,最初から順番に読むのではなく気になる部分から拾い読みしていきました!

 

章立てはこんな感じ。

目次

  • Chapter1「インプットの基本法則」
  • Chapter2「科学的に記憶に残る本の読み方」
  • Chapter3「学びの理解が深まる話の聞き方」
  • Chapter4「すべてを自己成長に変えるものの見方」
  • Chapter5「最短で最大効率のインターネット活用術」
  • Chapter6「あらゆる能力を引き出す最強の学び方」
  • Chapter7「インプット力を飛躍させる方法(応用編)」

 

 

はじめに「インプットの大前提」について解説され,

その後,「読書」「話の聞き方」「周りのものの見方

インターネットの活用」「応用的なテクニック」という流れで進んでいきます!

 

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インプットのテクニックとは?

ここでは実際に,本書で紹介されていたインプット術の一部を

私の経験と共感度をもとに厳選しましたのでそれぞれ紹介していきます!

 

Chapter1:インプットの基本法則

この章では,様々なインプット技術を学ぶ前の土台として,

基本となる考え方についてまとめられています!

 

とはいえ意外な考え方や,ハッとさせられるものが沢山ありましたので,

一部抜粋して紹介します!

 

インプットは”量より質”である

インプットするときに意識するべきは,"質”です。

 

その理由は考えてみれば明らかです。

 

例えば,

質の低い読書を100冊 or 質の高い読書を10冊

なら,後者の方,すなわちたった10冊でも深く深く読み込む方が身になりますよね。

さらっと読んだ100冊なんて,ほとんど内容が忘れ去られるはずです。

 

このように,インプットする時はその質が高いことが前提として必要なのです。

 

そして質が担保出来てから,量を増やしていく。

 

もちろん,質の高い読書ができる上であれば,

読書10冊 or 読書100冊

では,もちろん後者の100冊読んでいる人の方が学びは多いですよね。

 

を取るかを取るか?"

のような問題はよくありますが,

そもそもこの2つは対等に比べるようなものではなく

 

「きちんとした質がある上で量を増やす」

というように,質が量の前提にあるべきものなのです。

 

「AZ」により効率は100倍に

AZとはなにか,,?

それは,「ア(A)ウトプット前(Z)提」のことだそうです笑

 

何を言っているかというと,

何かをインプットする時は,アウトプットすることを前提で取り組め

ということです。

 

例えば何か本を読むとき,それは言うまでもなくインプットの作業ですが,

読んでいる最中は,後で内容を誰かに説明する前提で読書するべきなのです。

 

読んだ感想をブログに書くでもいいし,

友達(具体的に誰か思い浮かべる)に内容を教えるでもいいです。

 

あるいは1章を読み終わったら本を閉じ,

その場で読んだ内容をノートにまとめるというのも良いアウトプットですね。

 

こんな感じで,「あとでアウトプットしなければならない」という状況を作ることで,

きちんと内容を覚えないと,と脳が情報吸収モードに切り替わり,

適度なプレッシャーによって効率的に記憶に定着するようになるわけです!

 

例えば遠足で美術館に来たときに,

「帰ったら感想文1000文字書いて提出してくださいね〜」と事前に言われるのと,

「楽しんできてくださいね〜」とだけ言われる場合では,

前者の方が美術館の内容を覚えようと意識して記憶に残りやすいですよね!

 

インプットと目標設定は表裏一体

これは,インプットの裏に明確な目標はありますか?ということです。

 

例えば英語を学習する人がいたとします。

そこで,

「将来役に立ちそうだからなんとなく」

と漠然とした目標で英語のインプットをする人と,

「海外に留学するため,TOEFLで80点を取らないといけない」

と具体的な目標を意識しながらインプットをする人では,

どちらが英語の力を早く伸ばしていくと思いますか?

 

言うまでもなく後者,すなわち具体的で明確なモチベーションがある人の方が,

効率的にインプットを進めていくことが想像できます。

 

このことを意識するために,例えば本を読んでいるときであれば,

一度立ち止まって

私よ,なぜこの本を読んでいるの?」と

自問自答してみてください。

もしそれに瞬時に答えられなかったならば,

その読書は必要のないものかもしれません。

(必要だとしても目的を意識していなければ身につきません。)

 

きちんと言い聞かせるようでもいいので,

現在行っている,あるいはこれから始めるインプットの明確な理由と目標を意識することで,

効率的にインプットすることができます!

 

Chapter2:科学的に記憶に残る本の読み方

ここでは,インプットの代表である「読書」について

そのテクニックを紹介しています!一部,紹介してみましょう。

 

ニュートラルな気持ちで読む

本を読むとき,前から持っている先入観は捨てましょう

 

人間は,自分に関係のある情報や都合の良い情報を

無意識のうちに選択的に取り込んでしまう性質があります。

 

例えば,身近な人や自分自身が妊娠した途端,

急に街でマタニティマークをよく見かけるようになったり,

子育てや育休に関するニュースや雑誌が目に留まるようになる,

といったことがあるかと思います。

 

実際は,身の回りにそういった情報が増えた”ような気がする”だけで,

無意識のうちにそうした情報を取り入れ頭に記憶するよう,人間の脳はプログラムされているのです。

 

これと同じで,例えば

「死刑制度には反対である!」

という先入観を持って死刑に関する本を読んでしまうと,

「死刑制度に対する賛成意見」

の項目はほとんど記憶に定着しなくなってしまうのです。

 

そうではなく,

「死刑制度にはどんな対立意見があるんだろう」

という中立的(ニュートラル)な立場で本を読めば,

双方の意見をバランスよく取り入れ学びにすることができます。

 

純粋な気持ちでまずは本を吸収し,

読み終わった後に改めて,本の内容を踏まえて自分の意見を再考すればいいですよね!

 

「パラパラ読み」で効率的に読む

本は1ページ目から全て読む必要はありません!

 

読書のゴールは,

「あなたにとって今必要な情報を得ること」

ですよね?

 

本の1ページ目から最終ページまで,

全てがあなたにとって必要な情報なのかというとそうではないはずです。

 

目次を開き,気になる箇所・知りたい部分だけを

パラパラと飛ばしながら読んでいきましょう。

 

そうすることで,

・途中で読む気が無くなって断念することがなくなる

・パラパラ読みをした後に最初から読み直せば,全体の構成がインプットされているためスラスラ読める

・一部を読むと,自然と他の部分も気になるので,興味が掻き立てられる

などといった沢山のメリットを享受できます!

 

多くの本が”積ん読”になってしまう,,,という人には特に必見のテクニックです。

 

小説もきちんと読む

ビジネス書や専門書,自己啓発系の本など,

そういった本はインプットすることで自己成長に繋げることができそうです。

 

ですが,小説を読むことで自分を成長させることはできるのでしょうか?

 

実は,小説には小説ならではのメリットが山ほどあるようです!

 

例えば,

「小説を読むと,想像力が鍛えられる」

ということが挙げられます。

 

小説のストーリーを読む際,

登場人物の顔や声,心情やその情景描写など

沢山の情報を想像しながら読みますよね。

実はこれにより,日常生活ではあまり身に付かない想像力を育むことができるといいます。

さらに感情移入をすることによって「共感力」も成熟していくそう。

小説を読む人は共感性のテストが高い,という研究結果もあります。

 

そのほかにも,

・脳が活性化し知能の向上がみられる

・他人の人生を疑似体験し学ぶことができる

・ストレスの解消になる

・難解な書物も読めるような読書力の下地が身に付く

などといった沢山のメリットがあるんです!

 

ビジネス本ばかり読むという人は,

それに並行して月に一冊でも小説を取り入れてみると良いかもしれませんね!

 

電子書籍を活用する

紙か電子か論争をよく耳にします。

ですが私はいつも,

「どっちも使う。使い分けることによって双方の利点を享受するべき。」

と答えます!

 

こちらもCHECK

詳しくはこちらの記事でも紹介していますが,

 

何かをインプットしたい時でもそれは同じで,

紙の方が五感と共に記憶に残りやすいし,愛着が湧く

と同時に

電子ならスキマ時間に読み直せて反復学習が効率的になる

というメリットもあるので,だったらどっちも使おうよ。

ということになるわけですね。

 

さらにさらに電子書籍なら,1000冊持っていても10000冊持っていても

重さ・収納スペース・持ち運びの大変さ

は一ミリも変わりません。

読む量が多い人ほど,電子を取り入れない理由がないです。

(電子だけに切り替えろとは誰も言ってません!

双方のメリットを享受することでより豊かな読書ライフになる,ということなのです。)

 

e-bookに苦手意識がある人も,毛嫌いせずに試してみましょう!

(私もそうでしたが,もっと早く出逢っていればと思います,,笑)

そして電子書籍の活用法などを調べ,最大限のメリットを享受するといいですね。

 

トド
今なら無料で30日間だけ読み放題を試せるみたいです!私も活用しているkindleはインプットのツールとして最強です!

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本を選ぶ力を身につける

世の中の全ての本が有益とは限りません,,。

ある人にとっては人生を変えた最高の本であっても,

それが自分にとっても良い本である保証はどこにもありません。

 

いまのあなたにとって重要な本かどうか,

それはあなたにしか分からないことであり,

同時に実際に読んでみないと分からないことでもあります。

 

しかし,本選びに失敗する確率を出来るだけ下げる方法はあります!

それは,目次と気になる部分を試し読みすることです。

 

気になる本があったらすぐに買うのではなく,

まずは目次を一読し,気になる章を選んで一通り試し読みしてみて,

それで面白いと感じた,もっと他も読みたいと感じたら買うようにしましょう。

 

そうすることで,退屈で無意味な(いまのあなたにとって)本に出会う確率を

限りなく下げることができます!

 

また,本というのは一般的に,

冒頭ほど凝って書かれているケースが多いです。

著者も最初は読者を惹きつけるよう,練りに練って文章を構築するでしょう。

ですが中盤はダレてしまう事がよくあります。

 

したがって,本の中盤を読んでみてそれでも面白いと感じた本は,

きっと全体を通して楽しみながら読むができると思います!

 

貴重な時間と本代を節約するためにも,

選書のスキルは磨いていきたいですね!

 

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Chapter3:学びの理解が深まる話の聞き方

この章では,

講義や授業,セミナーなどを上手に聞いてinputする方法。

さらには学習時の音楽の活用法とその効果などについて,

研究結果を示しながら解説されています!

 

個人的に使えそうと感じた箇所をまとめていきます!

 

授業や講義・セミナーは非言語情報をインプットするためにある

学校の授業や著名な人物のセミナーなどは,

日常に溢れているインプットの場面ですよね。

これらをいかに効率化するかによって,その人の成長度合いは大きく変わります。

 

著者は,こうしたセミナーや講義などの”生で聞く”機会というのは,

非言語情報をインプットするためのものである。

と説明しています!

 

非言語情報って一体??

非言語情報とは一体何かというと,

主に視覚情報と聴覚情報の2つに分けられます。

 

視覚情報といえば,たとえば

話者の表情や身振り手振り,その日の服装やスライド資料など。

もう一方の聴覚情報としては,

声の大きさやトーン,強弱のタイミングや声質などが挙げられます。

 

講義やセミナーなどでは,こうした情報を集中してインプットし,

気付きや感動,新しい学びを得ることに集中すべきである,というのが筆者の説明です。

 

 

非言語情報を吸収する意識で

確かに講師の人や先生が話している内容って実は

その人が書いている本や論文,あるいは教科書を読めば書いてある内容ですよね。

わざわざ生で聞きにきて,話している内容それ自体を全部吸収しようとするのは間違っているわけです。

 

真剣に一字一句逃さないようにメモを取ったとしても,

話者が書いた本や教科書の方が何倍もまとまって説明されているはずです。

 

ではどのように聞けば良いのかというと,

「話している人がどんな所を強調していたか」であったり,

「どんな内容・フレーズを繰り返し説明していたか」などといった非言語情報,

「本には書かれていなそうな本音の部分,その人の体験談」などといった本では得られない情報に

着目して聞けば良いのです。

 

そういった重要な箇所だけをピックアップして,

気付きを得て学びに変えること,それを本読みや自学自習に役立てることが講義の目的なのですね。

 

講義やセミナーの本来の目的をきちんと理解している人とそうでない人では,

終わった後の学びの量に大きな差が現れているはずです!

 

出来るだけ前の席に座れ

授業やセミナーなどでは,出来るだけ前で座りましょう。

 

これは先ほどの非言語情報に関するアドバイスと関連していて,

話者の表情や身振り手振り,声のトーンや感情などを効果的に吸収するには,

それらがハッキリと見える前列に座る事が重要という事です。

 

さらに,最前列に座る事によって,

「当てられるかもしれない」「意見を求められるかもしれない」

といった不安と緊張が生まれますし,

「後ろの人達から見られている」

という感覚も生む事ができます。

 

これにより,適度なプレッシャーを感じながら聞く事となり,

感情などが大きく刺激され記憶に定着する効率が大きく上がるという事です。

 

確かに授業で当てられた時の質問などは強く記憶に残りますよね笑

当てられて外した場合なんかはより強く記憶に残ります。。

 

さらに,よく大学の講義などで毎回最前列に座る人がいますが

彼らって,多くの場合成績優秀か変わり者であるパターンが多いです笑

 

その理由には,毎回前列に座っていることが理由として関わっているかもしれません。

 

適度な緊張感を自分に課しながら,

非言語情報を多く吸収する事で人一倍のインプット効率を生み出しましょう。

 

質問前提で話を聞く

話を聞いている最中は,どんな質問をするか想像しながら聞くようにしましょう。

 

質問が出てこない状態というのは,

話の内容がすべて理解できたから,ではありません。

 

話の中で,何が分かっていて何が分からないのか,

その境界すら分かっていないから質問が出てこないのです。

 

「無知の知」という言葉にもあるように,

無知であること,そして何が分からなかったのかを明確化し,

それを解決するための質問ができる人というのが成長していく人なのです。

 

したがって,話を聞いている間はできるだけ質問を意識しましょう。

具体的には,何が分かっている,知っていた部分で,

何が知らなかった部分,分からなかった部分なのかを区別しながら聞くことです。

 

それによって,自分に足りないものを明確化し,

それを質問を通して埋めることで,人よりも何倍も効率的にインプットすることができるようになります!

 

質問をする人というのは,周りからも理解力が高くて頭脳明晰なイメージが抱かれやすく,

会社の会議などでも有効に働くことが多いです。

 

これを意識して,簡単すぎる質問でもいいので

徐々に質問を増やしていくことが大事ですね。

 

学習前に音楽を聞く

これは今では良く知られてきているかと思いますが,

勉強中に音楽を聴くと,内容の定着率が著しく低下することが分かっています。

 

たとえそれが好きな音楽であったり,記憶に役立ちそうなクラシックであったりしても,

無音状態で学習した人よりも内容を覚えている割合が少なかったようです。

 

ですが一つ面白い研究があり,

学習中は音楽を聞かない方がいいが,学習前には聞いた方がいいことが明らかになりました。

 

ある実験で,学習の前に早いテンポの曲を聴かせるグループと遅いテンポの曲を聴かせるグループを用意し,

音楽を止めたのちに学習をしてもらった結果,

早いテンポの曲を聴いたグループがより高い学習効率を示したとされています。

 

つまり以上のことをまとめると,

学習前に早いテンポの曲を聴き,そしてそれを止めて無音の状態で学習する

というのがインプットにおける最も効率的な方法であるということだそうです!

 

学習時間外に音楽を聴くことは気分転換にもなりますし,

音楽を有効に活用することでインプットの効率を最大限に高める工夫をしましょう!

 

 

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Chapter4:すべてを自己成長に変える物の見方

この章では,身の回りに溢れているあらゆるものを

inputの源に変えてしまう,そんな魔法のテクニックが紹介されています!

その一部を一緒に見ていきましょう!

 

観察力を鍛える

日常生活に溢れているモノを使って,観察力を鍛えましょう。

 

細かい変化にも機敏に気づき,

相手の心情や本音を表情から敏感に察知する,といった

非常に観察力に優れた人がたまにいます。

 

こういった鋭い観察力には,以下のような沢山のメリットがあるといわれています!

 

メリット

・コミュニケーションが上手になる

・人間関係が良好になる

・ビジネスで成功しやすい

・情報量が増え,自己成長スピードが上がる

などといった恩恵をもたらしてくれます。

 

では,その観察力はどのように鍛えれば良いのでしょうか?

 

この本ではいくつかの方法が紹介されていましたが,

その中でも私が面白いと感じたもの,実践しやすそうなものを紹介します!

 

観察力はどう鍛える?

それは,

「日常のあらゆる物事に対して”なぜ?”を問う」

というテクニックです。

 

些細な事に対しても,必ず理由があるはず。

それを観察し,なぜそうなっているのかを自分に問い続ける事で

色々な物事に対してアンテナが立つようになり,観察力を磨いていく事ができるわけです。

 

例えば,

「前にあったラーメン屋が潰れてコンビニが出来たけどなぜだろう?」

「なぜあの人は花束を持っているのだろう?お祝いか葬式か?」

「なぜあの店に行列ができているんだろう?」

といったように,色々なモノになぜ?を問いかける。

 

こうすることで,その問いに対する答えを自分なりに模索し,

その過程で観察力を磨く事ができます。

 

観察を通して得た知識は,いわゆる雑学のような形で

人と話すときやブログなどのネタにもなりますし,メリットがたくさんありますね。

 

見直す時間を設ける

ノートを熱心に取ったり,メモを一生懸命に取る人は多いですが,

それをきちんと見返して復習に役立てる人は意外と少ないです。

 

知識を効果的にインプットするには,アウトプットももちろん重要ですが,

反復してインプットすることも効果的ですよね。

 

その事自体はみんな分かっているはずなのに,

ノートやメモを見返すのは確かに億劫だし,面倒くさい作業です。

 

そこで,効果的に見直す時間を捻出する事ができるテクニックがあります。

それは,

「予定の10分前には着いておいて,その時間で復習をする」

ということです!

 

例えば授業が始まる10分前には必ず着席しておいて(出来れば前の方の席に),

授業が始まるまで,前回のノートや前々回のノートを見返して復習する。

 

あるいは会議などが始まる前に,その会議とは関係のないメモでも良いので

「今週こんなことがあったな〜」「あの映画のこんなところが面白かったな」

のように記憶を呼び起こす作業をする。

 

こうすることによって,普段無意識に生活しているだけでは生まれなかった反復学習が生まれ,

機械的にインプットの回数を増やす事ができます。

 

復習というのは,あらかじめその時間を設けておかないと中々難しい作業です。

ですが予定の10分前の時間を活用することで,無理なく復習の時間を取り入れる事ができるわけですね。

 

これによって予定に余裕を持って到着する事にもなるので,

一石二鳥といえます!

 

見ない

何も見ない時間をしっかりと作りましょう。

 

これはインプットとは真逆の内容のようにも思えますが,

実は日頃のインプットを効果的にする上で重要なテクニックなのです。

 

私たちは日頃,PCと向き合って作業をしたり,教科書や参考書を使って勉強をしたり,

何をしていても目を酷使しながら情報のインプットをしています。

もちろん休憩時間もありますが,そんな休憩時間にあなたは何をしていますか?

 

多くの人がスマートフォンに手を伸ばします。

貴重な5分や10分の休憩時間をスマホに使ってしまい,気付いたら休憩が終わる。

 

これでは全くもって休憩になっていません!

 

なぜなら,スマホを見るというのは最も視覚的に疲れる作業だからです。

これでは休憩をしない場合よりも疲労が蓄積されていってしまいます。

 

そこで正しい休憩というのは,まさしく

「何も見ない」

という方法になります。

 

暖かいタオルを目に被せて目を閉じる。

机に伏せて目を閉じ,ただボーッとする。

音楽を聴きながらでも良いので,こうして目を休める事で簡単に疲労と脳の機能が回復するということが研究によって分かっています。

 

情報が溢れている身の回りから自分の身を守るため,

きちんとこうして情報を取り入れない時間を用意する事が

インプットの効率を高めてくれます!

 

Chapter5:最短で最大効率のインターネット活用術

ここで紹介されているのは,

私達にとってもはや必需品であるインターネットの活用法です。

 

使い方によっては勉強の最強の共になるインターネット,

実際のテクニックを学んで実践しましょう!

 

シェアする

SNSなどでは,たくさんの人が呟きや意見,感想,

日常の様子や写真などをシェアしていますよね。

 

しかし意識的に使うことでSNSの時間も勉強に昇華することができます。

 

それは,おもしろいニュースやブログ,新しく出会った知識などを

SNS上で”自分の意見と共に”シェアすること

です。

 

この”自分の意見と共に”というところが重要で,

たった一言だけであっても,自分の考えや感じたことを少し添えることで強烈なアウトプットとして記憶に残るわけです。

 

有用な情報・面白くて人を笑顔にする情報は,

シェアすることでその人を助けることにもなります!

 

自分にとっても相手にとってもメリットの沢山あるSNSの使い方を

いますぐ実践していきましょう!

 

スマホの利用は制限する

SNSをインプットに活用する方法をお伝えしましたが,

それは出来ればスマホではなくPCなどからやる方がいいようです。

 

というのも,この本で紹介されていた研究結果は衝撃的なものでした。

 

まず一般的によく聞く研究結果として,

スマホを1時間使うたびに数学の点数が平均5点下がった

などがありますよね。

 

直感的にも,スマホは集中力や記憶力に悪影響を及ぼし,

長い目で見れば健康にも害があることはよく分かります。

 

しかし私が驚いたのはこの研究です。

勉強時間30分以下でスマホを触らない生徒より,勉強時間4時間以上でスマホを使う生徒のほうが成績が低かった。

 

これは衝撃的ですよね。

勉強中にスマホを使うだけで,3時間もの勉強時間がチャラになるということです。

 

スマホを使って勉強する人や調べ事をする人もいるかと思いますが,

その際に少なからず集中力や記憶力が削がれてしまっていることを改めて認識しましょう!

 

トド
わたしは受験勉強をしていた頃,勉強中はスマホを玄関に置いておく!とルールを決めていました

 

Chapter6:すべてを自己成長に変える物の見方

ここでは,”勉強”以外のあらゆる物事を学びに変えるための

実践的なテクニックをご紹介します!

 

人と会う

「人・本・旅」ー 人間が賢くなるために必要なのはこの3つ。

その中の一つが,人との出会いです。

 

人と会い,関係性を築き,色々なことを教え合い,

互いに切磋琢磨しながら成長していく。

 

そういった「学びの仲間」をもつことで,

自己成長のスピードが猛烈に加速していきます。

 

しかし,ただ会うだけでは成長に繋げられません!

ここでいくつかのポイントをご紹介します!

 

何度も会う

「人との出会いが大事」

というと,多くの人は出来るだけたくさんの人と繋がりを持とうとします。

しかし,それでは何も自己成長に役立ちません。

 

「100人と1回ずつ会う」

くらいなら

「1人と100回会い続ける」

方がよっぽど自分の人生に有意義な関係性が得られます!

 

たとえば,ある心理学の研究によれば

「ザイオンス効果」

と呼ばれるものがあり,これは

「人と会う回数が増えるほど,親密度が高まる」

という法則が存在するようです!

 

トド
むやみに人脈を広げるくらいなら,ある一人を選び,関係を深めていくことの方が大事なんですね!

 

自分もその人に何かを与える

有名な人や先生,先輩などと直接会う時,

その人から沢山のことを学ばなければ!

という風に感じますよね。

 

これはごく普通な考え方で問題は無いのですが,

その人から与えられるだけ,では決していけないということです。

 

困ってる人
自分がその人に与えられるものなんて無いよ泣

 

というふうに思うかもしれませんが,そんなことは決してありません。

 

自分の意見を率直に伝えてみたり,疑問を感じたらそれをぶつけてみたり,

あるいは分からないことを積極的に質問したりすることは,

間違いなく相手への刺激となります。

 

あるいは,自分の空いた時間をその人に与え,

その人の何か周りのことを手伝ってあげることだってできます。

 

何か,何でもいいので,自分が貢献できることを探し実行しましょう!

 

すべての人と仲良くしない

これは,多くの人にとって難しいテクニックです。

 

日本の教育では,

「身の回りの人,みんなと仲良くなりましょう」

と教えてこられました。

 

しかしこれは不可能です。

 

なぜなら,世の中にはこんなに沢山の人が存在していて,

その中には必ず自分と反りの合わない人が一定数いるからです。

 

そんな人であっても,時間をかければ仲良くなれるかもしれません。

しかし,人生の時間は有限です。

その人に対して,有限で貴重なあなたの人生の時間を割くのは辞めましょう!

 

トド
そうして生まれた貴重な時間を,大事な人との関係のために使うのが素敵ですね!

 

お酒を飲む

これは驚きのテクニックでは無いでしょうか?笑

 

実は,適度な飲酒は健康に良いことが研究から明らかになっているそう。

 

1981年,イギリスのマーモット博士らの研究によると,

お酒を飲み過ぎたり,全く飲まない人よりも,適度に飲む人は死亡率が低くなる。

という結果があるそう。

 

しかしその後の最新の研究によれば,

この法則が当てはまるのは虚血性心疾患,脳梗塞,糖尿病などの限られた疾患のみであり,

そのほかの高血圧や乳がん,脳出血などは飲酒量に比例して高まることも報告されています。

 

ただ,一部の疾患のみであったとしても,

お酒は飲み過ぎさえしなければ体にいい影響があることが考えられます。

 

厚生労働省が発表した日本の適量飲酒は「純アルコールで一日20グラム」です。

これは,ビール500ml缶一本に相当する量です。

 

また,イギリスのケンブリッジ大学で行われた2018年の研究によれば,

死亡リスクを上げない飲酒の最大量は,「1週間あたりビール500mlを5杯」だそう。

 

以上のことをまとめると,この本で紹介される適切な飲酒量は,

「1日ビール1杯+週2回の休肝日」

ということだそう!

 

トド
お酒の好きな人も,完全に辞める必要はないみたいですよ!

 

Chapter7:インプット力を飛躍させる方法(応用)

最後の章は,これまでのインプット術を応用して

さらに自己成長のスピードを高める方法が紹介されています!

いくつかピックアップしてみていきましょう。

 

移動する

脳内情報図書館を構築する

備える

 

 

まとめ:インプットを制するものが未来を制す

この記事では,『インプット大全』で紹介された数々のテクニックについて,

重要なものをピックアップして解説しました!

 

私が実践しているおすすめの方法は,

amazonのAudibleなどのオーディオブックを活用することで,

通勤通学中・家事をやりながらの時間でインプットをすることです。

 

トド
オーディオブックは正直苦手だったんですが,30日間の無料体験だけやってみて考えてみるといいかもしれません!私はそこで気に入ってこれまで1年以上継続して使っています!

 

audible

Audible 無料体験はこちら!

 

もちろん,この記事では紹介しきれなかったテクニックも

沢山図を交えながら紹介されているので,

更なる効率アップを狙っている方はぜひ本書を手に取ってみてください!!

 

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